思考と餡の沼

Twitterで十分でしょって言われないような記事を書こう

オタク活動休業中

へろ~

久しく更新出来ていなかったので書くネタは多量にあるものの,何書けばいいのか分からないフェイズにまで至ってしまったが故のへろ~>挨拶

 

まず前回の記事を受けて,

マニアックライブ@2/15

2徹で卒論書いて,提出直後に実験室でトラブルが起きてその対処に追われ,雪の中原チャでスリップこえええええってイベントをこなし,東京行きの夜行は梅田の集合場所に着いたタイミングで運休になり,翌朝新幹線に飛び乗って行った榊原ゆいのマニアックライブ。

まあどれもこれも希望的観測で,☆☆☆☆☆☆だけは来ると強い確信をもってたが故の参戦。

ちゃんと来ましたよ☆☆☆☆☆☆

(他は全部外れましたけどね!)

 は~~~入場待機列でフォロワーの某氏に「☆☆☆☆☆☆来るからな」って言った時に来るわけないだろとクスクス笑ってた周囲のオタクもきっと盛り上げてくれたでしょう。

終演後,ゆいにゃん氏に六ツ星きらりのゲームDISC見せてありがとうございましたって挨拶したときの苦笑っぷりは一生の思い出ですね。

なお,帰りの夜行も運休で,数日後卒論の諮問会が控えていた私は翌始発?くらいの新幹線で帰りましたとさ。

無茶苦茶懐かしい曲聴けたのは本当に良かった。

セトリ(榊原ゆい『ManiacLOVE×Live 2014』 感想 - LumiLia から引用。私の適当な感想より随分しっかり書かれていて感動しました。)

01. いたいけなリビドー (学園カウンセラー OP)
02. U (ジュエルナイツクルセイダーズ OP)
03. wish (想い、解き放たれたとき OP)
04. ひろなおのために作ったうた (ぷにぷに☆はんどメイド ED)
05. ☆☆☆☆☆☆ (六ツ星きらり OP)
06. 世界は回る (今日からマ王~おれさまクエスト~ ED)
07. 剣士軍歌 (スピたん 挿入歌)
08. マジカル☆ミラクル (魔女るか?ポルカ! OP)
09. 風花雪月 (ひまわりのチャペルできみと ED)
10. Uber den Himmel (Dies irae~Acta est Fabula~ ED)
11. コイスルキモチ (××な彼女のつくりかた ED)
12. 七夜月 (かのこん えすいー キャラクターソング)
13. 情熱のpartita (ギャラクシーエンジェルII 永劫回帰の刻 OP)
14. 背徳の円舞曲 (PYGMALION ED)
15. 約束 ~hallo-image-song~ (さくらさくら キャラクターソング)
16. 青空キッス (夢みる恋の結びかた OP)
17. ピンク×乙女=恋 (あねいも2・いもいもFD OP)
18. 七色MERRY→GO→ROUND (You♡I 収録曲)
19. Hydrangea (ふぇいばりっと Sweet! OP)
20. 移りゆく花のように (処女はお姉さまに恋してる~2人のエルダー~ 挿入歌)
21. 虹色の季節 (RGH~恋とヒーローと学園と~ ED)
22. School Festival!! (よめはぴ~You Make Happy! 挿入歌)
23. Noble Starlet (ノーブルリージュ! OP)

en01.Angelic Destiny (ヴァニタスの羊 OP)
en02.Shiny Butterfly (竜翼のメロディア 挿入歌)
en03.路地裏猫の正体 (幻奏童話ALICETALE ED)

 

続いて,同じくゆいにゃん春ライブ@4/5。

去年は大阪ライブのみ参加したのですが,今年はイギリスに居たので,は~~~辛いわ~~~とか言いながら翌週の東京ライブに参戦。

社長とKOTOKOのダブルゲストとかわけわからんことしてたので大阪にはごまちとかみあぞとか呼んでホビらじ復活~とかされたら死ぬぞイギリスで死ぬぞって呪詛唱えてました。大阪はゲストなしだったらしい。私は今生きてます。

 

直前のアルバム的にも妥当なハローグッバイ,原罪のレクイエム。これでもアカン奴なのに,人とタイミング的にZEROとjihad来るでしょ。当たるじゃん?

ダブルアンコールでエタデス3人ver来て死亡。

 

諸事情によりこれより先イベント,遠征ともにすべて自粛しています。

アニメもここしばらくほとんど見れてませんね。

そして無理やり持っていく本記事のタイトル。

 

そういえば今月末(6/20)お朱門ちゃんが新作ラノベ出すそうですよ。

ゾディアックウィッチーズの方は……ゲフンゲフン

人生の卒業論文を提出した話はそのうちします

大雪ですね。そしてDuca先輩の2nd ライブ今秋開催準備開始ということでおめでとうございますありがとうございます。>挨拶

 

さて,皆さん御存知の通り,明日2/15は榊原ゆいにゃんさんのマニアックラブライブが行われる予定であります。

 

大雪のため,現場に行けるのか,行けてもその後帰られるのか非常に不安なところではありますが,

明日をもって氏のファン存続が決まるといっても過言ではないので(意味深)必ず行きます…

 

ということで,明日の予想セトリ希望曲でも適当に羅列

 

☆☆☆☆☆☆

問答無用。この曲来なかったらごにょごにょするゾ。とりあえずこの曲来ることは大前提なので明日は名刺代わりにPS2版ディスク持ってます。

 

ONE DAY

次点。この曲来たら泣き崩れそう。

 

LOVEclick☆

地味に期待しまくってる(← 日本語おかしい)*1曲。私がまだゆいにゃんラジオを聞いていた頃のアレですね。 HLL2013でdreaming予想当てた私が今回のライブで的中させに行く枠。懐古厨な感じしかしないケド。。。

 

Till I can see you again

マニアックではないらしいけど(チュチュライブ行き逃してる身としては)正直この曲聴きたいがためにライブ行き続けてる感あるから来たら死ぬ。来たらもうゆいにゃんライブ行く必要ないってことにもなり得るアレな奴。

 

ふるふるっ☆

非常にうろ覚えなんですが,(私は)まだライブで聴いたことなかったはずなので…

 

Shining Orange

本当に直感ですが,のんさん曲は来る。

 

ZERO -神坂春姫 ver.-

来月のカップリングラブライブの次にキャラソンラブライブやろうという話がありましたね。Catch Your Dreams!!はそっちで確実に聴けると思ったのでもう一歩踏み込んで魔法の宝石箱にしようかなと思った上でのZERO。皆聴きたいよね?

 

他にも路地裏猫の正体だったりKyuru-Run☆StarだったりSalvage Requiemだったり七色MERRY→GO→ROUNDだったりRISEだったりとなんだかんだで絞ればいっぱい聴きたい曲はあるんだなあって感じですが。すきッスSTEADY☆キッス!!はave;new絡んだライブのときだけですかねやっぱり。。。

個人的にはぴねす!けよりなの次点くらいにゆいにゃんファンを生成したと思っているぶらばん!のBeautiful Harmonyとか来てくれてもいいかなあと。

ちなみに,とりあえず曲たくさん挙げてその中のどれか当たればいいや的な予想して当たったーやったー的なことはあまり好きではないので無駄に確信してる曲を 3曲に絞るとすると
挙げた曲の上から3つです。

 

 

さて,何を思ったのかライブ前にこういう記事書いたわけですが,何が来るかなと曲見ながら考えてると,

ライブで歌ってない曲って何だかんだで少ないんじゃないかなーとか,

マニアックラブライブと謳いつつもマニアック度高過ぎるとついていけない客が多くなって白けるんじゃないかなとの思考に至るわけです。

 

そうすると過去にやったことのある曲だけど結構前で,かつ某デビュー曲だったりキャベツ曲みたいに頻繁に歌われない,過去に1,2回歌ったけど~みたいなところからの選曲になるのが無難ではないかと推測するわけです。

 

また,来月のカップリング曲縛りのライブ,来年のキャラソン縛りのライブとかいうどう考えてもそっちの方がマニアック度高くなるだろ的なものの事情を考慮しても同様な考えになるわけですね。

 

 

 

ところで,以前,界隈の人たちに怒られないように小声でツイートしていたんですが,

HLL2013からの榊原ゆいにゃん氏の懐古っぷりがすごいんですが近々彼女に(歌手辞める的なインパクトの)何かあるんですかね…?深読みし過ぎ?

 

2013春ライブ(バトルラブライブ)のバトル以外の枠の超絶懐かしい楽曲歌唱,

HLL2013の中盤から懐古厨大歓喜なセトリ,

「懐古厨のための」と枕詞が付くレベルの(非公開先行予約で物議を醸した)マニアックラブライブ

そんなに対象曲あるのか?となるカップリングラブライブ

一つのライブに収める意味に首を傾げざるを得ないキャラソンラブライブ……

ライブ10回記念なんちゃらになること不可避なHLL2014

 

まあ昔からのファンにはヒジョーーーーーーに嬉しいことこの上ないものなんでしょうけど,どーーーにも詮索しちゃう展開なんですよね。

何か御存知の方はぜひともごにょごにょとこっそり教えてください。

 

予想曲的なアレについて色々思った結果,やっぱりというかなんというか辿り着く一つの結論。

 

2008年のHLL再現してくれ!何でもするから!!頼む!!!*2

 

 

書くことは書いたので,とりあえず明日皆さんと会場でお会いできる(ここ切実な交通事情の問題)ことを楽しみにしています。

*1:そういえば「←」で指摘する奴ってもう死"表現"になりましたね。

*2:当方榊原ゆい関連のライブは2011年HLL以降と去年の春ライブのみ参加しています

人生における即死ルート分岐の選択肢だけは避けろ(2)

息継ぎしてたら節分終わってました。小豆梓ちゃんかわいかったです。>挨拶

 

さて,本記事ですが物騒なタイトルです。

 

動機

世の中(主に私の周りのついったー民の一部)が就活の本格始動と研究室配属前という空気になったため

 

本論

ブラックなんちゃらとか今人気だけど(単語的な意味で),結構ギャーギャー言われているところは正直どうでもいいので,お目当てのところがある程度絞り込めたらその界隈に属している人から一番"ヤバい"とこをこっそり訊き出せ。ちなみに"こっそり"って辺りが一番重要だったりするから。

そんな知り合い居ねーゾって人もTwitterやらはてなやらこのご時世色々ツールはあるからそれを駆使せよ。

 

人生は残念ながらリセットは出来ても,ロード出来ないのは無論再起動出来るかすら分からないからね。

 

 

 

息切れ

ちなみにこの記事のタイトルが(2)になっている理由。この本論書くために1週間くらい使って5000字くらい書いてたんですよね。クドくなったのと冗長になったのと蛇足に満ちてしまったので書きなおしたってワケ。ちなみにこの記事は20分程度で書き終わる模様。

 

 

 

気つけ

先の5000字文章中に個人的なブラックほにゃららの定義を出していたので説明もなく置いておきます。

・他に有効な選択肢がない
・完全に一方的に依存している

の2つを満たすもの

 

最後になりましたが,本記事は救◯製薬とは何ら関係ありません。ネタもクソもなかったのでオチをつけたかったんです。。。

 

ところで気つけって

気絶したものを生き返らすこと’あるいは‘疲れて元気がない者の気持ちを引き立てる

 って意味だったんですね*1。今まで知らずにCM文句口誦さんでました。

梅酒を割る(2)~三ツ矢サイダー~

手元に残り少ない三ツ矢サイダー1.5lがありました>挨拶

 

前回の梅酒を割るのは気の若干抜けてきているコーラでしたね。

梅酒のコーラ割りについて - 思考と餡の沼

 

さて以前ここにも書いたかもしれませんが,常に梅酒は持っています。

 

1.三ツ矢サイダーって気が抜けるの速いですよね。

 

2.最近梅酒のソーダ割りって飲んでなかったので飲みたかったんですよね。

 

以上より,三ツ矢サイダーの寿命と利害が一致し,梅酒の三ツ矢サイダー割を決行しました。

 

 

予想

純粋な炭酸と違って砂糖が大量に入っているだけに甘々になる。でも炭酸強いしコップ一杯程度だったらなんとかなるでしょ。

 

方法

昨晩開封した三ツ矢サイダー1.5l残量半分弱とまっこい梅酒なる梅酒をコップに半々(梅酒を先)に注いだ。氷はなし。

 

結果

なんか変な感じ(味覚的な意味で)する上に苦味が結構強い。

適度に混ざった後は変な感じはしないものの,苦味がストレートに来る。最初は炭酸(梅酒ソーダ?)が来て,後味に苦味が来る。

なお,苦味と言ってもブラックコーヒーみたいな苦味ではないのです。何か知っているような苦味ではあるのだけれど,ふと出てこない。

 

前回同様,別々に飲むほうが幸せになれるのであまりオススメしませんが,好奇心の非常に強い方はお試しあれ。

そしてより的確な評価を下して良ければ私にも教えてください。

 

そういえばコーラ割りの前後辺りにウイスキー割なるものを何度かやりました。

あれはアルコール度数が高くなり,ウイスキー臭がかなり強くなり,味が濃く感じる程度のあまりおもしろくない結果になったことをついでに報告しておきます。

変態的本能

昨日久し振りにアニクラに行きました。最近怠けていたので右腕が痛いです>挨拶

 

さて本題。

先程,某氏にSkypeで私の絵(模写)の評価とかを貰っている最中に出た言葉「変態的にキャラクター愛している人の絵は割とうまいし、上達が早い気がするねぇ。pixiv見ている限り」

うーん,(私が変態的にor誠実にキャラクターを愛しているかはともかく)確かにそんな気がする。pixivに限らず。

 

しかし,果たして絵だけにしかそういう論理が通じないのかという疑問を持つとそうではない気がしてくる。

変態的に物事に相対することがその分野業界を牽引出来る必要条件でも十分条件でもないと思うが,そういう能力を有している人って一般的にそういう姿勢を持っているんですよねえ。愛に限らず憎悪とかそういったものだったりもするけど。

若造が何言ってんだ的に思うかもしれないが,少なくとも私が見てきた数えられる程度の成功者見てるとそう思うわけで。

 

さて,添削が終わったようなので問題提起程度に留めて練習に戻ります。

触手の世界への第一歩を踏み出すためのソードアート・オンラインの感想文

ソードアート・オンラインあけましておめでとうございます。新年早々触手の話かよって?そうですよ!>挨拶

 

0.前提

ソードアート・オンライン(以下SAO)の作品に触れるのはアニメ(しかも昨日一挙放送のタイムシフトで見た)が初めてであり,もちろん小説等原作には触れていない。その上でアニメについて色々思ったことがあるのでいつも通り好き勝手に書いていく。なお内容の一部についてネタバレがあるので,気にする方は以下の閲覧は自己責任で。

 

目次

1.触手について

2.サブヒロインの扱われ方について

3.原作との展開相違について

4.各メインヒロインキャラについて

5.総評

6.おまけ

 

1.触手世界の導入アニメ

本作では触手が結構な割合で出てきた。印象的だったのは2シーン。1つはピナの蘇生のためにシリカとキリトが冒険する際に現れた食人植物による触手シーン*1

1つはフェアリィ・ダンス編のアスナがシステム・コンソールを操作している際になめくじみたいな奴に雁字搦めにされたシーン*2

他にも触手が出てきたシーンは何度かあったが,それらはかなり触手触手詐欺に近い残念さだったと記憶している。

アニメと触手描写は相性があまり良くないとその手の人から昔話を聞いたことがあるが*3,なるほど確かに(先に挙げた2つは割としっかり描写されていたように思うが)他はさっと流す程度だった。

がっかりした方も多く居たかと思う。そこから敢えて残念な触手シーンをカットせずに入れた理由について少しばかり考えたのだが,次の2つくらいしか浮かばなかった。

(a)原作に忠実なモンスターとプレイヤーの戦闘を描く以上,プレイヤーの苦戦描写を入れるには不可避

(b)ヒロインキャラのエロさを引き立たせるためにカット不可

他に考えられる理由を思いつく読者が居ればぜひ教えてほしい。

とりあえずこの2者から考えられることを洗い出してみたのだが,

結局のところこれはつまり「原作者かアニメ脚本家が触手好き」という結論に帰着せざるを得ないのではないだろうか。

触手ファン各位には見応えのあまり感じられない描写が多々あっただろうが,

これは新規の触手ファンを増やすための原作者ないし脚本家の愛なのではないかとそう深読みするのである。

私もタユタマ(Lump of Sugar)なるどう見ても純愛系の作品で一瞬出てきた触手から耐性がついた口である。こういう入門的な描写も時には入れるのが優しさなのではないだろうか。

先を急ぎすぎな感じが否めないが,今回の記事では色々な話に手を出すのでこの辺りで。

 

2.ルート切り捨て型一本道ギャルゲー的展開について

全体を通して,様々なヒロインを切り捨て,メインヒロインのアスナへ向かうルート構成となっている。

アニメを見ていて一本道のギャルゲー(例えばあかべぇそふとつぅのG線上の魔王*18禁)を想起させられた。

ヒロインの内,片手で収まるクラス(数的な意味で)の彼女ら(サチ,ヨルコ,シリカ,リズ)2話程度の登場でその後は出演なしみたいな。

何度か出るなあと思えたのはサチのみ。

アニメの枠的には十分な尺の取り方かなあと思わなくもなく,事実他のアニメではそのくらいが常套なのだろうが,なんだかあまりの出てこなさに気になった。

後半12話の存在のせいなのか,真剣(マジ)になりすぎたのか,はたまたサブヒロインがそれだけ魅力的に描かれていたからか,王道的な主人公惚れ話を持ってきたとは言え圧縮し過ぎたからなのか。

なお,フェアリィ・ダンス編ではスグがメインヒロイン扱いされているから除外。というかスグとユイしか出てないでしょ(暴言)。

何にせよ,サブヒロイン各位よりも男キャラたちの方が出番多かったのは確かだと思う。

男キャラの名誉のために一言言っておくとクラインはもっとアニメ内で評価されるべきなんだよ。

サブヒロインをもっと見たかったというのは私の感想の一つではあるが,仲間として増やしていくタイプであったならこんな真面目に記事を書く程度に素晴らしい作品には到底なり得なかっただろうとも思う。結果的には良かったのかも。

 

3.時系列並び替えアニメ

ニコニコ動画の一挙放送で見ており,コメントが目に入ってみんな大好きwikipediaを見て知ったが,

どうやらこの原作は時系列バラバラで回想・外伝を挟むことで展開していたようで,アニメ化に辺り時系列順に並び替えて放送していたようだ。

それに関して良し悪しが(主にニコニココメントで)言われていたが,原作を知らない私としては非常に良く出来ていたと評価したい。

というのも,このアニメを見た限り,原作に忠実に組み立てて行けば話があっち行ったりこっち行ったりと飛びまくり,内容がさっぱり分からないまま枠が終わるはずだ。

回想・外伝等の挿入方法は物語全体の長さを調整するためにはすごく良い役割を果たすが,

アニメはストーリーが長かろうが短かろうが20分の尺×13だの×25だのといった程度で納めなければいけない。

そうすると原作が進行しているのであれば回想回想とやるより時系列に行った方がストーリーはすっきりするし,理解もし易い。

唯一すごく気持ち悪く感じたのはユイ初登場のシーン。

あれはあれでインパクトが強かったが,正体が分かるまで週を跨いだところがすごいもやもやした。

結局全てを開示されたから製作者側にまんまと嵌められたと言えばそれまでだが,

どうせ正体暴露まで稼ぐならもっと前から数箇所伏線を張っておいてくれても良かったかなあと。

 

伏線絡みで一つ。おそらく原作の回想の寄せ集めで形成している都合上難しかったのだろうが,

伏線が1,2話単位でしか,しかも分かりやすすぎる伏線しかなかったのには少し残念な気持ちを抱かずにはいられなかった。

引っ張っていた伏線といえば血盟騎士団団長とのデュエルくらいか。

 

4.各キャラまとめ

4.1 サチ

ギルドパーティに黙って抜け出し,キリトに死ぬのが怖い告白後のベッドシーンから,

「パーティ崩壊逃避行中に死亡」みたいな流れを本気で期待していたのだが,そうならずあっさり終わった。

SAOシステムを傍観者に非常に効果的かつ端的に知らしめさせる前座役になりきっていた。

とは言え,赤鼻のトナカイの録音シーンはなかなか良かった。

……何がってギルドパーティなんて一切無視でキリトのことしか見えてなかったって辺りが^^

 

4.2 ヨルコ

悪役臭ぷんぷんするし,このパート突入直後から寄り道話な感じすごいするし,で印象悪い状態からスタート。

偽装死亡のトリックについては種明かしまで気付けなかった。その意味ではなかなか面白かったかな。

しかしキャラについてはサチより幸薄そうでなんだかな。

この記事でシリカについて書き終わってから思い出した程度には影薄かった。

好きな人ごめんなさい。あの騎士さんとどうぞ幸せにしてください。

 

4.3 シリカ

シリカって聞いた時,「尻か?」かと思ったけど違った。

シリカなだけにゲルちゃんって呼んでいたんだが,この記事書く際に本名の方を知った。

やっぱりゲルちゃんだった(本名は綾野珪子らしいなおシリカは)

トロールだかに襲われピナを失ったシーン,触手にやられていた前後のシーンを始めとして感情に富んだ描写の多さに心奪われる愛らしいキャラ。

スグと似ているから助けたとキリトは本編で言っていたが,容姿をはじめとしてあまり似ていない。

強いて似ている?点を挙げるとすると小動物的なところだろうか。

語り始めたら1セリフ,1カット毎に感想たらたら述べそうなのでこの辺で打ち切ります。

ところで何やらこのブログ執筆中に色々調べていたらこんな良スレまとめを見つけたので紹介しておく。

おそらくこのスレだけでEEを除くSAO25話中のシリカセリフは全て補完出来るのではないだろうか。

http://blog.livedoor.jp/ss_matome01/archives/19141702.html

あと,登場シーンかなり少ないのに,全キャラ中もっとも薄い本になるネタが提供されたキャラだと思う。

 

4.3 リズ

歯軋りキャラ。ストーリー展開は(他の全てのキャラにも言えることではあるが)王道もの。

空中落下シーンは正直ちょっと落ちるまでの描写を飛ばしちゃったかなあ。

一番のお気に入りシーンは冒険終了後の告白シーンと,その強制終了からの展開。

セリフやら微妙な動き,表情が一々刺さるんですよね。可哀想系キャラ堂々の第一位。

感想の短さにおいても可哀想。

 

4.4 スグ

ここまで書いててなんのギャルゲの話してるんだって思い始めてるんだが,続いて流れを裏切らず,義妹。

義妹にする必要性どこにもないじゃん……薄い本に倫理なんてあったもんじゃないし(暴言),

必要性というよりはロマン設定としての義妹である気しかしない。

義妹である必要性については恐らくキリトが距離を置き始めたという点で反論されるのだろうが,年頃の……

さて設定に関しては置いておいて,序盤のアインクラッド編では妹が居る程度の情報しか出てこない。

後半のフェアリィ・ダンス編ではいきなりメインヒロイン化。

ヴァーチャル世界と現実との行き来が細かく描写されていて,その中から読み取れるスグの感情の動きを読んでいくパート。

メインヒロインというよりは主人公であったかなと。バッドエンド一直線の主人公。

レコンとの関係については誤魔化すような釈明ばかりであり,ただの学園モノであればこの二人が結ばれるのかなあと思ったり。

ユイに好きとは何かを聞かれた辺りから急速にキリトに惹かれていく。この妹はただただ悲劇のヒロインとして描かれる。

1度目のアスナ病室での完敗シーン,ヴァーチャル世界での失恋と二重に突き落とされた2度目の失恋時のスグといったらもう

尺の関係でか,復帰するのは速かったがもう少し立ち直りまでの心理描写に時間を割いてくれれば満足至極だったのだが。

 

4.5 アスナ

言わずと知れた愛妻^^;

1層でのフードマントについて何らかの理由が原作では語られていそうではあるが,

アニメを見ていた限りでは容姿を見られて変な輩に絡まれないように被り,ソロとして動いていたといった印象を受けた。

 

まあそれはそれとして,1層ボスのフード取れたシーンで「あっかわいい」となり,

お昼寝シーンで「あざとかわいい」となり,ナイフ突きつけてパーティ組みなさいってシーンで落ちた視聴者は多いんじゃなかろうか(主観の押し付け)。

年末のアニメオリジナルのExtraEditionの回想のときにアスナ本人も自白していたが,

メインヒロインのくせに(偏見)押しが非常に強いんですよね。

しかしこのキャラ,かなり涙するシーンが多いのである。押しの強いキャラなのに。あざとい。

キリトが毒盛られてアスナに助けられて吊り橋効果で結ばれるときのキスシーン前後のアスナの表情のエロさは覚えておられるだろうか。

エロさでは本作で最も良かったカットである。

 

エロさでは本作で最も良かったカットである。(大事なことなので)

 

次点としてはキリト睡眠時に跨っていたカット(確かキリト君は年下なはずない的な独り言を漏らしていたシーン)。

最前線を離脱し22層に行ってからのいちゃいちゃ具合は萌豚に対するサービスを兼ねたユイ導入話だったのだろうが,

ユイ登場後からのアスナの母親っぷりがヤバかった。17歳にして母親デスヨ。

いちゃいちゃシーンとしてはリアル復帰後の学校の中庭お弁当シーンは王道物っぽい割に意外と良かった。

 

長々と書いたけれど,一言でこのキャラを言うならば,胃袋を掴むタイプの女の子に勝てる男は居ないという世界の真理を突いた素晴らしいメインヒロインでした。

 

なお蛇足ですが,キリトの「今夜は一緒に居たい」セリフ後の部屋でアスナがブチギレるシーン後は確実に交わっていると思っています。ニコニコでは原作では交わっているのにとコメントがかなり飛び交っていたので念の為。

 

5.総評

TUE

SAOについてグダグダTwitterで垂れ流してるときに食いついてくれたフォロワーの方にざっくりと感想を聞いた。

 

概ね私もこれに同意なんだけど,私の場合,どうもこのアニメは俺TUE系のストーリーという分類されなかった。

TUE系といえばまずとある魔術の禁書目録の主人公辺りが思い浮かぶが,

彼は選ばれし者といったあからさまな主人公補正が付いている。

例えばこれと比較した場合,仮想空間での能力に関しては,

人外でなければあり得ない的な条件ではないから寛容になれるんだろうか。

ユニークスキルについてはその突飛な能力を見込まれて付加されたと考えれば安直に主人公補正に押し込むのはナンセンスであろう。

何が言いたいかって俺TUE系が苦手な諸氏にとっても受け入れやすいアニメではないかということなのだよ。

 

ストーリー

1話でかなり引き込まれ,掴みは今まで見たアニメでもトップクラスで良かった。

4,5話くらいからグダグダになるんじゃないかという懸念もしていたが,

その後もかなりテンポよくストーリーが展開され,目を離せない素晴らしい出来であった。

オンラインゲーを全くもって知らない人でもほとんどわかるし,後からググって補完する程度で十分な用語量だったのではないだろうか。

各キャラのストーリー自体はギャルゲにありがちなものではあるが,各キャラ感情的・感動的なシーンの声優演技は必見。

 

キャラ

ヒロインキャラについては前述した通りで,ギャルゲーのようにキャラ毎にポイントを抑えていた。

ストーリー展開上,ヒロイン同士の絡みはEE以外ではほとんどなかったのは萌豚にはツラかっただろうか。

その他キャラについて,男キャラ2人(クラインとエギル)のキャラ立ちはすごかったと思う。

キリトとクラインの絡み辺りは薄い本にもなってそうですね。その他単発モブキャラの多さには感服。

あとは孤児院と解放軍についての描写がもう少し欲しかったかなと。

 

音楽

各シーンで違和感はなく,とりわけ盛り上がるシーンでのBGMについては非常に高まるものとなっており良かった。

EE視聴時に特に音楽は聴き込んでいた。サントラ購入も視野。

 

CV

声豚は卒業しているので特筆すべきところはない。

各キャラ,キャライメージにあった声があてがわれていた上,感情的なシーンの演技には感心するばかりだった。良かった。

 

全体として,ストーリー進行系の戦闘ものアニメで視聴した中では私的にダントツの一位に君臨する出来のアニメだった。

見ていない人にはぜひオススメしたい作品だ。2期も決定したようで,一挙放送を年末にしたばかりなのに新年早々からニコニコ動画で再放送もされるらしい。

未視聴の方はこのブログを読んでないかと思うがもし読んでいるようであればぜひチェックしてもらいたい。

長々と自己満足に書き連ねてきたが最後まで読んでくれてありがとう。

このブログに対する感想やら意見やら愚痴はここのコメントやTwitterに一言でも投げてもらえると丸一日休日を潰して書き続けた私も報われるのでよろしくお願いします。

 

6.おまけ(SAOアニメにて提供された薄い本ネタ,想起されるifルートを含む)

アインクラッド編

ギルドパーティによる,キリトに引き抜かれかけたサチへの報復(サチ)

トラップ部屋にギルドパーティ閉じ込め(キリトは察知して退避した直後に扉閉鎖とかそんな感じで)(サチ)

偽装死亡後の墓場(救出間に合わず)(ヨルコ)

ピナ死亡後のシリカ救出前(シリカ)

ピナ復活のための冒険中の食人植物(シリカ)

ユイ遭遇前に捕縛(ユイ,(アスナ))

74層キリト死亡ルート(アスナ)

 

フェアリィ・ダンス編

冒頭,サラマンダーに敗北(スグ)

鉱山都市前のサラマンダー戦敗北(スグ,ユイ)

同盟会議救出間に合わず(サクヤ,アリシャ)

システムコンソールでなめくじ触手(アスナ)

電子ドラッグ(全キャラ)

オベイロンによる拘束ぺろぺろ(アスナ)

世界樹入り口キリト死亡後救済のために突入→脱出間に合わず(スグ)

レコン主人公で攻略→キリトNTR(スグ)

 

PS. 私事ですが,かなり久し振りに絵のお勉強を再開しました。いずれ公開していけるようなものが描ければいいですね。

 

*1:シリカがスカートを押さえて赤面するカットは良かったですね

*2:なめくじが電子ドラッグとか口走ったのは薄い本ネタ提供のためですよねきっと

*3:違っていたらごめんなさい

進撃の巨人を24時間以内に視聴完了(意味深)した話

幻の4記事目*1に辿り着きました>挨拶*2

 

さて標題について。

今年,ついったーのアニオタ界隈のみならず,広く話題となっていた進撃の巨人をdアニメストアを通じて一気に視聴した。

前記事を一瞬見てもらえれば察せると思うが,今回も適当な感想を自己満足として書く。何らかの刺激になれば嬉しい事この上ない。

意識していないが,そんなにネタバレはしてないつもり。

 

1.印象 ~曜子ちゃんじゃん!~

メインヒロイン?のミカサ・アッカーマンが,(ネタバレになるから言及は避けるが)田中ロミオ氏の某作品のヒロインの曜子ちゃんにしか見えなかったという話。どうやら主人公も……

なお,視聴中,「あぁ…曜子ちゃん……」と無意識的にずっとぼやいてたっぽい。この記事書くときも曜子ちゃんは出てきてもミカサの名前出てこなくてググった。すまんミカサ。お前は悪くない。

 

2.楽曲

前半OPと後半EDが結構好きだった。劇中曲についてはあんまり記憶してない。

余談。前半OPによりLinked Horizenが一躍著名になって紅白出演も決まったみたいだけど,これからサンホラ界隈に手を出す人はあんまり居なさそうだよね。ほら,曲調的に。

 

3.絵

最近の深夜萌えアニメばかり視聴してるとこういう画風?ってあんまり見ないよねとか小学生並みの感想だけ。金髪キャラがやたら映えるなーと思ったけどこれは画風のせいなのか世界(住宅等が欧州風)設定のせいなのか。

 

またもや余談だが直近見たアニメ(前記事の映画は除いて)はきんいろモザイクだったと思う。ゆいこんぬとMeisさんが作詞作曲だったからどうのこうのはいずれまた。

 

4.ストーリー ~俺達の戦いは~

確か6話くらいまですっごい見るのやめたくなるくらい面白くなかった上に伏線読めちゃうので,ストーリー気にせず演出等に魅入ってるのが幸せだと思う。曜子ちゃん改めミカサ好きは活躍の場が来るまで耐えろ。

 

4.1 プリズム・アーク

25話見せといて話が序編(アニメ内容と伏線等から想像したストーリー全体像から)で終わり?的な終わり方。個人的には某プリズム・アークとかいう反語作品*3を思い出した。人気度とかは雲泥の差なんだろうけど,終わり方がかなりそれに近い感じ。

そこからなんとなく思考が巡って一つ上位概念へ拡張。

 

4.2 拡張型と収束型

バトルもの?の中でも,ワンピース等のような拡張型(便宜上世界観が広がっていくタイプのものをこう言うこととする)ストーリーには性質上作らない限り終わりに到らないのだけど,この種のストーリーは必ず終わりが来る収束型であるから,現在も連載中ということを考慮するとサブタイトルにも挙げた「俺たちの戦いはこれからだ」的な終わらせ方は必然となる。視聴者にもやもや感を残さず終わらせるところに製作者の腕が試されているのかな。

 

そこで(バトルものアニメに限らず)収束型ストーリーで原作が連載中の場合,どのラインで切るのが適切なのか薄っすら考えてみた。

 

(1)アニメだけを初見で見た人には伏線等の余韻を残す程度で,視聴者にその後のスピンオフを捻らせる程度で止めておく。人気が出れば,伏線等から話を掘り返す。

なんとなく,次作が出来ずに公式で様々なアフターストーリーを売って○○商法と言われそうな気もするね。

(2)ここは読者が考えてくれ(投げやり)

 

今回のと直接には関係しないと思うけど,他にも完全にオリジナルストーリー化するっていうのもあるよね…(脳裏に何故かtrue tearsとかフタコイとかが過ぎりながら)

 

以上から(2)の内容には依るが,連載中の収束型を一部切り取ってアニメ化という中では俺たちの戦いはこれからだ的締め方を避けれないような気がする。なんとなく(1)を挙げてみたものの実現するのはなかなか厳しいものがあるんじゃないだろうか。収束型の連載中作品は「俺たちの戦いはこれからだ」タイプを避けられないのか……?

 

4.3 二項対立の補足

簡単のため二項対立で書いてみたが,この型に嵌らない作品も多数あるような気がする。しかし,執筆前及び執筆中に気付かなかったので読者で気付いた人が居ればこっそり教えてほしい。

例えばとある魔術の禁書目録辺りだとストーリーをさっさと進めている印象が強いから収束型な気もするが,話をあまり進めず敵を大量に投入したら開拓型になるし,ある意味それが灼眼のシャナ的なとこに落ち着くのかなと思ったり。

なんとなく思考をまとめてみたけれど,この辺りについての論点だけでも結構色々と議論できそうだね。

 

5.結論

暇なら見ても良いかなあと思う。個人的にはすごい良かった!!!とまでは行かなかった。単に好みの問題でこの種のストーリーが好かないだけかもしれない。

周りのファッションオタクと話合わせる必要がある人は見ておこう。しかし,画風やらストーリーやらがあんまり肌に合わなさそうだけど,有名らしいから見とこうかなあとか思う萌えアニメ派の人は「変態王子と笑わない猫。」を見よう。

 

ともあれ,自分の好みもちゃんと分析する必要性があるなと感じた(終)

*1:前記事冒頭参照

*2:ねこねこソフト(端的にいうとエロゲー制作会社のぽこつ☆とも氏のいつもの挨拶。)好きなのでよく私も使う

*3:ブリジットちゃんかわいい。余談だがここで阿澄佳奈を初めて知った。